■ 導入文
Google ChromeでPDFファイルをダウンロードすると、自動的に開いてしまう問題に困っていませんか?本記事では、その原因と具体的な対処法を分かりやすく解説します。業務でPDFを自動処理する人にとっては特に重要なポイントです。ぜひ最後までお読みください。
■ 目次
ChromeでPDFが勝手に開く現象とは
原因はChromeではなくアクロバットリーダー?
自動オープンを止める設定方法
設定変更後の動作確認
業務効率に与える影響と注意点
■ 本文
1. ChromeでPDFが勝手に開く現象とは
最近、Google ChromeでPDFファイルをダウンロードすると、保存と同時に自動的にそのファイルが開かれる、という現象が報告されています。特に、ファイルを自動処理するツール(例:Power Automate Desktop)を使用している場合には、処理が中断される原因になりかねません。
筆者自身も、以前はこのような動作はなかったため、Chromeの仕様変更かと疑いました。しかし、調査を進めると意外な原因が判明しました。
2. 原因はChromeではなくアクロバットリーダー?
多くのユーザーはChromeの設定に原因があると考えがちですが、実際には「Adobe Acrobat Reader」の設定が影響している場合があります。Chrome自体の設定画面には「ダウンロード後にファイルを開く」といった明示的な項目が存在しないことも多く、原因の特定が難しいのが実情です。
実は、アクロバットリーダーの設定内に、「ChromeブラウザーでPDFがダウンロードされた時に自動的に開く」というチェック項目があり、これがオンになっていると、意図せずPDFが開かれてしまうのです。
3. 自動オープンを止める設定方法
では、具体的にどのように設定を変更すれば良いのでしょうか?以下の手順で設定を見直しましょう。
Adobe Acrobat Readerを起動
メニューから「編集」→「環境設定」を選択
「一般」カテゴリを開く
「ChromeでPDFをダウンロード時に自動的に開く」チェックを外す
「OK」をクリックして設定を保存
これで、PDFをダウンロードした際に自動で開くことはなくなります。
4. 設定変更後の動作確認
設定を変更した後は、実際にPDFファイルをダウンロードして、挙動が改善されたか確認してみましょう。
ChromeでPDFのリンクをクリックしてダウンロードした際に、保存だけでファイルが開かれなければ成功です。自動化ツールを使っている人は、処理フローが中断せずに完了するかをチェックしてください。
5. 業務効率に与える影響と注意点
この問題は、一般的なPDF閲覧ではそれほど影響がないかもしれません。しかし、業務でファイル処理を自動化している場合は、思わぬトラブルの原因になります。
特にPower Automate Desktopなどでの処理においては、「ファイルが開いてしまうことで次のアクションが実行されない」などの問題が発生しやすくなります。
PDFの自動オープン設定をオフにしておくことで、業務効率を保ち、エラーのリスクも低減できます。
■ まとめ
ChromeでPDFをダウンロードすると自動的に開く現象の原因は、Adobe Acrobat Readerの設定にあることが多いです。「ChromeでPDFを自動的に開く」設定を無効にすることで、不要な動作を防げます。業務効率を落とさず、意図しないファイルオープンによるトラブルも回避できるため、一度確認しておくことをおすすめします。
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